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Journal of Multimedia Education Research 2010, Vol.7, No.1 ゲストエディタ:岡部洋一(放送大学副学長) 「新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す(中央教育審議会、2005)」知識基盤社会では、生涯にわたり学び続ける必要がある。自らの人生を楽しく豊かにするだけではなく、変化の激しい社会を生き抜くためにも新たな知識や能力が求められる。教室やキャンパスに閉じ込められていた学習活動は、情報通信ネットワークを通して時間的空間的制約を克服するe-ラーニングに広がり、教育を社会的に共有されるべき資源と考えるオープン・ラーニングへと発展している。学習コンテンツを公開する「オープン・コースウェア」をはじめ、世界の高等教育機関は盛んにシステムやコンテンツのオープン化に踏み出しているが、持続可能なビジネスモデルを構築する困難さから、教育のオープン化には懐疑的で、むしろクローズドで知識基盤社会の人材を育成しようとする動きも根強い。このように多様化した学習環境において、学習活動自体や学習者同士が学び合う学習コミュニティの構築を支援するだけでなく、コンテンツを提供する教員や機関の継続的な活動を支えるために、さまざまな技術が開発され応用されている。本特集では、知識基盤社会における学習活動を支援するシステムの開発や運用の実践について最新動向を明らかにし、知識基盤社会における学習支援のあり方を考える。
![]() ![]() 特集にあたって 岡部 洋一(放送大学) 公開日:20101029 [PDF(224K)] ![]()
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メディア教育研究 第7巻第1号 発行者: 放送大学 ICT活用・遠隔教育開発センター 発行地: 千葉県千葉市 「メディア教育研究」編集委員会 委員長:山田恒夫 委員:広瀬洋子・三輪眞木子・浅井紀久夫・大西 仁・川淵明美・鈴木一史 |