GLOBE
GLOBEとは
世界のさまざまな国や地域で、開発した学習コンテンツの所在を明らかにし、再利用しようとする組織(コンソーシアムや国立中核機関)が形成され、そのそれぞれに多くの教育機関が参加しています。これらの組織は、学習コンテンツそのものを蓄積したり(コンテンツ・レポジトリ)、どこにどのようなコンテンツがあるかを検索する際に必要な項目情報(メタデータ)を管理貯蔵したり(メタデータ・レファラトリ)して、学習コンテンツの共有再利用を図っています。このような活動を全地球的な規模で推進するため、2004年9月、学習コンテンツ共有再利用のための国際ネットワークGLOBE(Global Learning Object Brokered Exchange)が結成されました。創設メンバーは、ARIADNE(EU)、education.au limited-EdNA Online(オーストラリア)、eduSource Canada(カナダ / のちLORNETに交代)、MERLOT(米国)、NIME(日本 / 2009年4月より放送大学ICT活用・遠隔教育センター)の5団体です。2007年2月にKERIS(韓国)、9月にEuropean Schoolnet(EU)、LACLO(ラテンアメリカ諸国)、ユタ州立大学COSL(米国)、2008年4月にIII(台湾)、9月にISKME(米国)、2009年3月にTCU(タイ)が公式に参加しました。さらに複数の団体が加盟交渉中です。
2006年秋には、利用者がそれぞれの地域を越えて全世界から必要なコンテンツ情報を横断的に検索できるサービスを実現しました。これはFederated Search(横断検索・連合検索)と呼ばれます。現在は、Federated Searchによる検索結果の交換のほか、項目情報(メタデータ)そのものを交換するネットワーク作りが議論されています。
GLOBEの組織
GLOBEは、非営利の国際コンソーシアムで、法的には法人格をもたない任意団体です。必要な経費については、メンバー機関がそれぞれの予算のなかで分担するという紳士協定の下で運営されてきました。しかし、メンバーの増加が予想されることから、新たな組織のあり方が検討されています。
現在の組織は以下の通りです。
- Business / Stewardship Council
- GLOBEの意思決定機関です。各メンバー機関から、原則として1名の代表が参加します。ただ、これまでの慣例で、メンバー機関からのオブザーバーの参加は認められています。対面の会議は年1回程度もちまわりで開催しています。このほか、月1回遠隔会議システムによる会議も行います。会員申請の審査のほか、経営や管理運営に関する議論を行います。
- Technology Council
- 技術的な課題に関する議論を行います。各メンバー機関から技術担当者が1名以上参加します。学習コンテンツの共有、流通、検索のための技術標準やアーキテクチャーに関する議論を行います。
GLOBE小史
これまでのGLOBEの活動をまとめました。
| 年月 | 幹事会 (Business / Stewardship Council) | 技術部会 (Technology Council) | 広報活動 |
|---|---|---|---|
| 2003/08 | NIMEがMERLOTバンクーバー大会に参加したことが契機となり、discussion group(MERLOT, EdNA Online, eduSource Canadaで構成)に参加 | ||
| 2004/01 | 千葉で開催されたNIMEセミナーにおいて、ARIADNEとMERLOTが接触したことが契機となり、ARIADNEがdiscussion groupに参加 | ||
| 2004/08 | 第1回 (ロングビーチ、米国) | ||
| 2004/09 | 公式設立・記者発表 | ||
| 2005/02 | 第2回 (東京) | 第1回 (メルボルン、オーストラリア) | 第1回GLOBE-NIMEセミナー (東京) |
| 2005/06 | Post Alt-i-lab Workshop (シェフィールド、イギリス) | ||
| 2006/02 | 第2回 (千葉) | 第2回GLOBE-NIMEセミナー (千葉) | |
| 2006/07 | ICALT (オランダ) | ||
| 2006/08 | MERLOT-MIC06 (オタワ、カナダ) | ||
| 2006/11 | 第3回 (モントリオール、カナダ) | LORNET 06 (モントリオール、カナダ) | |
| 2007/02 | 第4回 (東京) | 第3回 (千葉) | 第3回GLOBE-NIMEセミナー (東京) |
| KERISの公式加入 | |||
| 2007/09 | 第5回 (クレタ島、ギリシャ) | 第4回 (クレタ島、ギリシャ) | TEL (クレタ島、ギリシャ) |
| European Schoolnet、LACRO、COSLの公式加入 | |||
| 2007/11 | 第4回GLOBE-NIMEセミナー (東京) ICCE07 (広島) LORNET 07 (モントリオール、カナダ) |
||
| 2008/04 | IIIの公式加入 | ||
| 2008/09 | 第6回 (マーストリヒト、オランダ) | 第5回 (マーストリヒト、オランダ) | TEL (マーストリヒト、オランダ) |
| ISKMEの公式加入 | |||
| 2008/10 | IEC08 (バンコク、タイ) | ||
| 2009/02 | 第5回GLOBE-NIMEセミナー (千葉) | ||
| 2009/03 | 第7回 (グアヤキル、エクアドル) | 第6回 (グアヤキル、エクアドル) | |
| TCUの公式加入 | |||
| 2009/10 | OUJ-GLOBE国際セミナー2009 (千葉) | ||

